もうじき新学期

小中学校は今週末、高校生は来週初めが新学期でしょうか。

新しい気分でスタートを切ってもらいたいものですね。

我が,塾生も春休み期間、復習なり、新学期対策なりで各自頑張っています。

 

その中で、昨日たまたま、高校生の塾生と話したことを書きたいと思います。

まず、最初に、この高校生ですが、新高校生になった4月からの入塾です。

私のところには「羽咋高校の生徒が多いと聞いて」という理由での入塾だったと思います。

 

この生徒、数学は中学の頃から好きではなかったようですが、高校に入ると余計に苦手意識が強くなったようです。

この意識が、勉強への関心を薄め、成績に悪影響を及ぼしているようでした。

 

この1年、保護者の方、本人といろいろ話し、時にはお説教もしました。ですが、なかなか成績には結びつかず、残念でなりませんでした。

家庭での学習も意欲が出ないようなので、冬休み期間から毎日塾に来るよう声かけし、ようやく期末考査で一応の結果を出せた生徒です。

 

前置きが長くなりましたが・・・・!

 

その生徒は、その日最初の生徒でした。シーンとした教室で休憩タイム。

私との会話は必然的です。

何気ない、大学の話を生徒に振ってみました。

「いきたい大学とか考えてみた?」

生徒は、

「高校受験も自分で志望校決めたわけではないから、大学は自分で決めたいと思っています。」

こちらの質問とは若干ずれた返事でしたが、私は「自分で決めたい。」との言葉に反応して

「何かで調べてみた?」と

返事はありませんでしたが、わたしはこの生徒の中に少しずつ変化が出てきたように思えていました。

なぜなら、以前は、公務員、専門学校など、今の現実の勉強から逃げるような返事しか帰ってこなかった生徒ですからね。

この変化を私は逃したくなかったので、たたみかけるように話を続けました。

目指す大学の設定方法、成績アップへの課程など・・・・

生徒はこちらを向いて話を聞いてくれましたし、質問もしてくれました。

 

他の生徒が来てこの話は終了しましたが、生徒最後の言葉がうれしく思いました。

「今日の話で、大学目指せるかな」といってくれたことです。

 

今日も、塾に来てくれています。基礎的勉強ばかり反復させていますが、時折やらせる応用問題解説の時、その問題が解けなくても、解法に使われる基礎レベルの段階が理解できている。

私はそこが、「君の成長だよ」と伝えています。

生徒には、そういう実感が大事だと思います。

どんな小さな実感でも、本人がわかるかわからないかで大きく変わってくると思います。

生徒との会話を通して、私が感じた、理解している、わかっている、成長している。そういうことが伝わる指導していきたいですね。それが、勉強への関心に繋がると思うからです。