小学生の塾生 ~脳トレをして思うこと~

4月の後半、体験授業後、この5月から正式に入塾してくれた小学生の生徒の話なんですが・・・・・。

 

小学生の成長の早さというか、柔らかさというか、改めて驚くことがあります。

実際の勉強なら、テストがよくなったとか、学校で発言できるようになったとかで勉強ができるようになったと判断できますが、あくまでも今の勉強ができるようになったという判断で、頭の柔らかさ、発想、考える力がついたのかはっきりわかることができていないと思います。

ですが、脳トレをしていると、驚くことが多いです。

 

タングラムという教具で木のブロックを使って平面上の図形に合わせてその図形を作るいうことをしているときのことです。

 

学年が上がれば上がるほど一つのブロックをある位置に置くと、その置き方にこだわってしまい、なかなか先に進まず、時間が経過している光景をよく見ます。

私なんか最初に挑戦したとき、特にそんな感じでよくギブアップしてましたね。

この子の場合、2回目授業の時でしたか、こだわりもなく位置をずらし簡単に仕上げていました。

 

中学生の場合も、能力をつけているな、成長早いなと思うのですが、過去の問題や作業の経験を通して、頭の中でその経験値を一つ一つ論理的に積み重ねて完成させていくような感じがします。

小学生の場合、そうではなく、頭の中に過去の経験を頭の中に漠然と入れ、理由はわからないが、はっと気づきなんとなくできた。

なんというか、そうですね、突然ひらめいたという感じなのかもしれませんね。

同じくできているのですが、その過程が大きく違うように感じています。

 

モリーという神経衰弱のようなゲームでも顕著に出てるように思います。

神経衰弱ですから、開いたものを暗記してゲームを進めますが、最後の方になると、中学生の場合、推測も入れてきます。あそこは開いていないけど、残り数からすると間違いないという風にね。

ところが、小学生は、まだその推測はできませんが、開いたものを記憶する能力がすごい早さで成長しているように感じてなりません。画像をそのまま頭の中に書き込んでいるような感じでゲームをしているように感じます。

恥ずかしい話、大差で負けることが多いですね。「先生弱い」「弱すぎ」とよく言われています。

 

EQジムの脳トレを初めて約1年が経過しようとしています。

小・中・高と学年が上がると経験(勉強)を積むとできるようになることは多くなりますし、当然その努力は必要です。ですが、将来、経験では解決できない時に遭遇したとき、ひらめきや柔軟性は必要だと思っています。

 

なんだかわからないけどできた、なんかひらめいた、柔軟に考えることができた。

こういうものは、理屈のわからない、経験値も少ないこういう純粋に自由に考えることのできる、またさせてあげられる時期に養うのが一番いいのではないか。

そう思いようさせてくれる小学生との脳トレ体験です。