昨日はゆっくりと・・・

昨日の夜、妻が職場の忘年会で一泊温泉に行っていて留守でした。塾の仕事を終え帰宅すると誰もいないしーんとした家の中。

食事は用意してあると聞いていましたが、自分でもおかずを買い足し帰宅。

妻に遠慮せず、時間も気にせず一人酒。

さみしいような、うれしいようなそんな時間をテレビを見ながら過ごしていました。

 

さて、そのテレビですが、1日遅れのドラマ視聴です。ネットを見ているとすごく「よかったと、泣けた」と書かれていましたね。

実は先週も見ていなかったので2週間分の視聴でした。

さすがに最終回。ドラマ内での謎がなるほどとわかるシーンが多かったですよね。

その一場面で考えさせられたというか、納得させられたというか、うまくいえませんが強烈に私に突き刺さったシーンがありました。

 

ドラマの決めゼリフの「私、失敗しないので」ですがその言葉の裏付けとなる「準備」について語られたシーンです。

 

失敗しない・・・・・事前に、あらゆる角度からその症状を見て、予測できる状況を想定し対応策を十分に考える。そしてその裏付けを自信に実行する。

 

実は、きっと世の中の人は知っていて当たり前のこと、と思っているはずです。

私も語れば簡単にいえることです。

ですが、これもドラマの1シーンですが自分の手術に対しても準備をしていたことに強烈なものを感じてしまいました。

 

なぜなら、私は塾で生徒に教えているものです。生徒に教えるとき準備もすれば、一人一人に会った教え方も考えて指導しています。

ですが、受験はその生徒たちが受けるもので私ではありません。昨日の手術台にいるのが私で、執刀医が生徒の気分で見ていました。

執刀医である生徒が、ほんとに困ったときその道しるべとなる指導をしているだろうかそんな思いがあふれ出てきてました。

 

受験による不安は受験日が近くなるにつれ募ってくると思います。受験生は誰かに相談したい、愚痴りたいetc.いろいろ自分自身で抱えているものがあり、それを胸に秘めて今を過ごしているはずです。

 

私たちは、その生徒たちに不安を取り除くために多くの問題を解かせ、知識を与える。絶対に必要なことですし、やらなければいけないことです。

しかし、受験は想定外のことが起こることもあります。でもその想定外の多くを事前に知らせ、想定外にさせない準備、そして生徒たちがこの先、自分でその準備ができるよう指導しなければと思わされたシーンでした。

 

幸い、今塾には学生講師たちがいます。

その講師たちと、今後担当した受験生たちに、勉強だけでなく、受験に対する準備を、マニュアルではない生徒一人一人に合わせた指導がどうしたらできるを考えたいと思いいます。

 

センター試験まで1ヶ月を切り、頑張っている受験生がいます。しっかりつたえて、不安なく受験日迎えさせるぞ。