ネット塾 ~反省点と改善~

4月よりネット塾をやってみて、いろいろ反省や課題が浮き彫りになりました。

 

ネット塾?と思われる方もおられると思いますが、簡単に説明しますと、教育専門に開発されたテレビ会議システムを使って講師とお子様がお互いの顔を見ながら双方向での授業が可能なオンライン個別指導だということです。

 

当塾では、京都大学東京学芸大学の生徒に講師をお願いしております。

オンライン個別指導の最大の長所は、pcさえ開けばそこに先生がすぐにやってくるということ、また、双方向での授業ですので、授業の予習、復習や高度な問題の質問など生徒の要望に応じた授業を行なうこともできるということでしょうか。

 

ですが、今年はいくつかの反省点も見つかりました。

 

当初から、想定はしてましたが、学生講師ということで試験中や夏休み中のインターンシップなど学業優先事項も発生し、休講など生徒や保護者の方に迷惑をかけました。大きな反省点です。

この反省点から、

1.講師休講時の副担任として、常時講師を置く

  講師の先生を選定中。 

2.講師の学生とうまくマッチした生徒対応

  今回導入した映像授業で講師休講日は対応し、後日振替を実施

以上2点改善しようと思っています。

 

高校生部門を新設して、はじめに思っていたことは生徒のニーズは質問対応だろうと。

解説書、解答を読んでも理解できないこと、どこがどのようにわからないかもわからない、そういうときに質問できる場所がどこかにないかと思っている生徒が多いのではないかそう思っていました。

ですが、ここも反省点だと思っています。

 

生徒は多くのニーズがあるのです。というより、高校生でも自分のニーズに気がついていない場合が多いのではないかと思ってきました。

 

 

たとえば、

宿題提出のために自分のわからない問題を質問する。

宿題(演習ワーク)は教科書レベルの確認(基本問題)と、発展問題に構成されています。

はじめから基本問題を質問している場合はどうでしょう。これは教科書を理解していない証拠となるはずです。となれば本来のこの生徒のニーズは、教科書の徹底理解で、質問は本当のニーズにならないのではないでしょうか。

塾では、こういったことを把握し、その生徒の本当のニーズを探し出し、講師と生徒と私とで、情報を共有し、生徒のニーズの変化にいち早く対応する。

そのためには、ネット塾での講師の役割や、新導入した教材の使用方法などまだたくさん考えることが多くあると思います。

 

まだまだ反省し改善する、または生徒一人一人にマッチした指導方法を提案するなどいろんなことがありますが、その分楽しみでもある。私はそう思っています。