スイッチ入った!

3年生にやる気スイッチの入った生徒が多くなってきましたね。

自習、質問、石川模試の過去問と自分からお願いしますといってきます。

ある一人の生徒は夏休み、数学に力を入れて勉強していました。中間などの定期テストでは結果を出してきましたが、確認テストではいまいちでした。特に石川模試ではいい結果が出ず焦っていたように私には思えていました。ですが、気は焦るがやる気が出ない・・・・そういう状態だったと思います。

その生徒のスイッチの入る瞬間の話です。

それは、石川模試、数学の過去問をしていた時です。点数では70点を超えました。

答案を採点していると、弱点だった計算、基本問題でのイージーミスが大幅になくなり、自分の理解している個所を完璧にできていました。(空欄箇所もある答案です。)

この時、私は、こう伝えました。「よくできた。」ありふれた言葉です。

ですが、数学ではこの一言はそうもらっていないと思います。

生徒の顔は、うれしさを素直には出さず、はにかんだ表情でした。(心の中では素直に喜べ!と思いましたが)

イージーミス、やったところがようやく完璧にできた。空欄があっても点数はとれる。

解けたところが完璧ならば 

常日頃、「私はできるところを100点に」と生徒に伝えています。生徒は、テストは全部解こうとします。(見直しをしません。)しかし今できるところを完璧に!この意味がはっきり分かったんだと思います。だから、勉強してわかる(基本)ところを増やす

基本がわかれば、基本が応用問題にどのように使われているかを理解し、粘り強く問題を解く、この繰り返しだと。

生徒が点数のとり方を理解したこの時が、勉強しようというスイッチがはいった瞬間です。以来、その生徒は毎日塾に通っています。